本当の「カニ」のおいしさ

本当の「カニ」のおいしさを知った旅行


数年前の事です。身内に不幸があり、正月が正月らしく過ごせなくなってしまった時期がありました。どうせ家でおせち料理も作らないのならば、思い切って旅行へでも行ってしまおうという事になり、「カニ」と「温泉」で有名な兵庫県の日本海側にある「城崎温泉」と言うところへ旅行をしました。

冬は温泉もカニもシーズン真っただ中だったので宿をとるのに苦労はしましたが、何とか「カニが思いっきり食べられそうな宿」を見つけて泊まることができました。
内湯に入り、そのあと温泉街の外湯巡りをしてさて、いよいよカニの出番です。

料理は出てくるもののほとんどに「カニ」を使ってありました。足だけだったり、さしみだったりしゃぶしゃぶだったり鍋だったり・・・。本当にカニづくしでした。
カニの鍋は家でもしますが、どうしても鍋の中からとったか二の足を食べるときにテーブルやら手やらがびしょびしょになってしまいます。
「汚さないようにしよう」と思う事自体が「カニを食べる」という事と反していることのように思えてしまいました。

しかし、その晩のメニューの中で一番おいしいと思ったのは「焼きガニ」でした。何も味付けをせず、ただカニ一匹を焼いて持ってきてくれたものをみんなで黙って食べる、その本当の「カニ」の味がそのまま味わえて「カニとは本当はこんなにもおいしいものだったのか」とびっくりするほどでした。
鍋に入れて鍋の汁である程度味付けがしてある物以上に、「カニの味」がストレートに味わえたような気がしました。

さすが「本場のカニの味は違う、これは冷凍で買ってきて家で食べられない味だ」と思いました。
残念ながら、その「焼きガニ」がメニューの途中に出てきてしまい、そのあとにまた別の料理が出てきました。
しかし妻も私も「できる事ならこれはもういいから、さつきの焼きガニと交換してほしい」と心の底から思ってしまいました。
一度本当の「カニのおいしさ」を知ってしまうと、あれこれ手を加えるよりもそのままの味を楽しむという事が何よりの贅沢だとわかってしまった旅行でした。



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